国連難民高等弁務官事務所の公式支援窓口として知られる国連UNHCR協会は、世界各国で様々な困難に直面している人たちを支援している団体です。
国連UNHCR協会はミッションステートメントや定款を定めており、それに基づいた支援活動を行うべく大々的な活動を行っています。
具体的にどのような活動を行っているのかについてですが、大きく分類すると緊急支援に関する活動、自立支援、そして世界各地を活動地域とした様々な援助に注力しています。最も援助対象者が多いのがアジアの3,146万人超となっており、次いでアフリカの2,137万人超となっています。
その他にも南アメリカやヨーロッパ、更には国籍を持たない人を対象とした援助を行っていることです。通常はそれぞれの人が住んでいる国が人々を守るために活動を行いますが、無国籍の人の場合はそれが期待できません。仮にどこかの国の国民であったとしても国の状況次第では支援など期待できませんし、国を頼るということは考えられないケースもあるのです。これらの現状を打破する意味でも国連UNHCR協会は活動しており、募金活動による寄付を受け付けています。
個人単位で寄付をすることももちろん可能で2016年の寄付金の約8割以上が個人によるもの、そして企業による寄付金は約1割、そして残りの3%が学校やその他の団体となっています。
国連UNHCR協会の寄付
1回限りの寄付だけでなく、継続的に毎月自動的に寄付されるシステムも用意されていますし、それ以外に遺贈や相続財産などを活用した支援も可能です。国連UNHCR協会は日本人にとってそれほど知名度は高くありませんから、仮に寄付に興味がある人がいたとしても見逃されることが多いというのが実際のところではないでしょうか。ですが、この協会が果たしている役割は非常に大きいため、まずは具体的な支援内容や支援の方法などを確認してみるべきでしょう。
グローバルフェスタJAPAN 2017への参加や難民についての教材活用セミナーの実施、出張授業や学校訪問などを国連UNHCR協会は行っています。今現在世界中でどのようなことが起こっているのかを知らなければ、募金活動に興味を示す人は少ないままです。
それではより良い世界作りや困っている人たちを支援することはできなくなってしまうので、国連UNHCR協会は啓発活動にも力を注いでいます。メールニュースの発行やFacebookやTwitterなどによる情報発信もしており、活動の内容などを積極的にアピールしています。