ユニセフ国内委員会の一つである日本ユニセフ協会では、ユニセフキャンパスと呼ばれるサイトを運営しています。ユニセフキャンパスとは、大学生向けユニセフ活動のことです。日本を始め、世界中の大学生がユニセフ活動を支援し、様々な形で子どもの権利を守る取り組みに活かされています。今回は、大学生向けのユニセフキャンパスについてご紹介します。
ユニセフキャンパスの主な取り組み
ユニセフキャンパスでは、大学生による募金やチャリティーイベントの開催などの活動が紹介されています。具体的にどのような活動が行われているのか見ていきましょう。
募金活動
大学生は管轄の大学や団体などの許可を得て、駅や学生食堂、大学のイベントなど様々な場所で募金活動を行っています。日本ユニセフ協会に連絡すると、募金箱やポスター・チラシなどツールなどを提供され、利用することが可能です。日本円だけではなく、海外の通貨や紙幣用の募金活動も実施されています。
イベントの企画
大学生がチャリティーイベントを企画し、実施することも多くあります。健康づくりにもつながるラブ・ウォークの主催やバザー・物品の販売、チャリティーコンサートなど、様々な形で募金活動に取り組んでいます。
フレンドネーション
フレンドネーションは、プロジェクトを立ち上げて家族や友達などを通じて寄付を応援してもらい、プロジェクトで集めたお金をユニセフから世界中の子どもに届けるという日本ユニセフ協会が運営している取り組みです。SNSでも募金の応援を呼び掛けられるので、大学生も気軽にチャレンジできます。
支援ギフト
ユニセフが提供する支援物資を指定し、途上国の子どもたちにプレゼントする取り組みが支援ギフトです。選べる物資には栄養治療食やワクチン、浄水剤、教材など色々なものがあり、募金とは違った形で世界中の子どもに支援できます。
インターンボランティア
子どもの分野で国際協力に取り組める若手人材を育成するために、日本ユニセフではインターン活動を行っています。国際協力に興味を持つ大学生・大学院生を対象に、国内で様々な研修を経験することが可能です。国内インターンは最低3ヶ月、長期で1年を選択できます。
また、海外の事務所に大学院生を派遣する海外インターンも参加可能です。現地のプロジェクトやスタッフ・子ども達と関わりながら国際協力を担える知識・経験を養えます。
【ユニセフキャンパス】松山大学生協の活動事例
[画像:日本ユニセフ協会]
ユニセフキャンパスでは活動を実施する大学の事例を紹介しています。その1つが、愛媛県の松山大学生協の募金活動です。学生が積極的に募金にできるように、一定金額以上の募金者に自作のクッキーを提供する企画を行いました。事前にユニセフの理念や活動、募金の使い道などを生徒は勉強会で理解し、募金前からSNSで情報を発信します。
クッキーの提供やしっかり情報発信を行った結果、たくさんの人の募金してもらう良い結果へとつながりました。アンケートでもユーモアで良かったと称賛される声も届いています。
まとめ
色々なことを学ぶ大学生の中には、チャリティーに興味を持ち参加する人は多いです。ユニセフキャンパスは、そんな大学生のユニセフ活動のアイデアをたくさん紹介しています。大学やサークルごとに色々な工夫を凝らしながら日々ユニセフ活動を行っており、その活動は世界中の子ども達を救うことにつながっています。