日本の貧困立

【弱者は切り捨てられる国なのか?】年々高まっている日本の貧困率

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日本はGDPが世界第3位を誇り、非常に豊かな国というイメージがあるでしょう。しかし、世界的にみて日本は貧困率が年々増加傾向にあるようです。今後、自分たちの生活に関わってくる可能性のある日本の貧困事情についてご紹介しましょう。

日本は先進国第7位の貧困率

2014~2015年の相対的貧困率の統計となりますが、日本は先進国35カ国の中で第7位(約15.0%)の貧困率で、世界トップクラスの高さとなります。貧困率はどのくらいの人が貧困に陥っているか示す割合ですが、相対的貧困と絶対的貧困の2種類が存在します。

参考:先進国の子どもたちの貧困 – 日本ユニセフ協会

相対的貧困は主に先進国で使われており、購買力以上に国内での所得格差に視点を置いた指数です。一方、絶対的貧困は発展途上国で使われており、必要最低限の生活水準を保つための所得や消費水準に満たない人の割合を指します。

先進国である日本の貧困問題は相対的貧困率で表示されるので、日本社会で所得に関する格差が広がっており、貧困に当てはまる人の割合が世界的に見て高いというわけです。この実情から日本は豊かという認識を改める必要があるかもしれません。

出典:https://www.es-inc.jp/graphs/2017/grh_id009158.html

日本の貧困率の割合

平成27年度の所得中央値は245万円であり、その半分の122.5万円以下の所得者が貧困に該当します。日本の貧困率は15.6%で6~7人に1人の割合で貧困に該当する人がいる割合になります。実は30年前から日本の貧困率は12%となっており、それからジワジワと上昇を続けてきました。

最近は子どもの貧困が問題視されていますが、一人親世帯は特に貧困率が高いとされています。大人2人以上の子持ち世帯は10.7%に対して、一人親世帯は50.8%と大きな差を付けており、母子・父子家庭は非常に生活が厳しい状況下であることが分かるでしょう。その状況でも一人親世帯は増加しており、全国に150万世帯以上いるようです。

《参考》普通の日本人が知らない「貧困」の深刻な実態

高齢者の貧困化

貧困に悩むのは子育て世帯だけではなく、高齢者も増えています。高齢者は裕福なイメージがありますが、2012年の相対的貧困率は75~79歳までの女性で25.4%と高い水準でした。

また世帯数や男女によっても相対的貧困率の割合は大きく異なり、中でも一人暮らしの高齢者の貧困が進んでいます。3世代で暮らす高齢者の場合、男性は8.4%、女性は12.5%です。一方、単独世代は男性が29.3%、女性はさらに上の44.6%となり、一人暮らしの女性高齢者の半数は貧困に陥っている状況です。

日本の相対的貧困は世代を問わず危機感を持たなければならない問題と言えます。特に高齢者は医療費の値上がりや年金の支給額引き下げで経済的負担が大きくなっており、下流に転落するケースが多く見られます。今後も経済的負担は大きくなると予想されるので、若い人も十分に警戒する必要があるでしょう。

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