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ユニセフとバルセロナのパートナーシップについて

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プロスポーツチームのユニフォームには、スポンサーとして企業名やサービス名のロゴが掲載されることが多いです。例えば、野球であればヘルメットの側面やサッカーであれば、胸や背中に掲載されているのをよく見ます。これは、それぞれのチームが各企業とスポンサー契約を結び、広告宣伝という形でユニフォームに掲載されます。

プロスポーツの世界では、スポンサーが付いているのが当たり前の光景ではありますが、実はスペインのサッカーチームである世界屈指の強さを誇るバルセロナはユニセフとパートナーシップ契約を結ぶまでは、ユニフォームの胸部分にスポンサーの企業名や団体名、ロゴを入れたことがありませんでした。

それがバルセロナというクラブの特徴であり誇りでもあるのですが、2006年にバルセロナはユニセフとパートナーシップを結びました。これはおそらくユニセフが一般企業とは異なり、多くの子供たちを支援する団体だからでしょう。実際にユニセフはスポーツと子どもに関する活動にも長い間力を入れていることもあり、100年以上もの間スポンサー企業名をユニフォーム前面に印字することがなかったバルセロナとの契約が実現できたのでしょう。

そして、2006年からスタートしたユニセフとバルセロナの契約は 現在も続いています。(2006年、更に4年間協力することに合意したそうです。)バルセロナが所属するリーガエスパニョーラ(現ラ・リーガ)は世界中に視聴者がいます。ですからサッカーの試合を視聴している多くの人に対して、ユニセフのロゴを見せる事ができ、その上支援活動への参加も間接的に呼びかけることができているのです。

通常スポンサー契約としてのパートナーシップを結ぶということは、企業側からチーム側に広告宣伝費などが支払われる形ですが、今回のケースの場合は契約されていた5年間、毎年2億円以上の金額が支援活動実施のためにチーム側からユニセフ側に支払われていたようです。このように通常のスポンサーなどとは異なる取り組みだったので、バルセロナも協力したのかもしれませんね。

過去に、掲載する企業や団体に対してチーム側からお金を払うということは見たことがなかったのですが、素晴らしい取り組みですし、バルセロナはプロスポーツチームの価値をより見出したのかもしれません。

上記のような支援金の提供だけでもユニセフの活動にとっては大きな力になると思いますが、それだけではなくユニフォームへの掲載による効果などもあるので、広報的な役割もあったのかもしれません。ユニセフとバルセロナのパートナーシップのようなケースはあまりないと思いますが、支援の輪を広げるためにもこういった事例が増えると嬉しいですね。